団塊世代の富裕層向けビジネス

団塊の世代という言葉を耳にすることが最近特に多くなっています。

何故かと言うと、2007年からいよいよ団塊の世代の引退が始まっているからです。

団塊の世代は、いわゆる戦後のベビーブームによって一斉に生まれた世代で、
人口分布から見ても大変人数が多く、これまでも消費やトレンドの動向を左右する影響力を持っていました。
そのような世代がいよいよ定年を迎えることになりました。

そのように人数の多い世代なので、その中に含まれる富裕層も少なくありません。
そんな団塊の世代に含まれる富裕層を狙ったビジネスが熱さを帯びてきています。

団塊世代の富裕層向けビジネスとは、具体的にどんなものが考えられるでしょうか。
定年を迎えてリタイアしているので得るものは時間、反対に失うものは収入です。
団塊世代向けビジネスのポイントはこの2点でしょう。

まずはたくさんの時間が出来たシニア富裕層向けに考えられるのは夫婦での海外旅行や別荘などの提案です。

何せヒマですから、期間の長い海外旅行に旅立つことも可能ですし、その勢いで海外に別荘を建ててそこと日本を行ったり来たりするライフスタイルも大いに考えられます。

そのためシニア富裕層向けとして、滞在期間の長いヨーロッパ旅行や世界遺産などをめぐる世界一周旅行などが好調に売れているようです。
当然お値段は相当なものですが、それが富裕層向け商品の所以です。

次に、意外に反響が大きいのが失った収入を何とかするビジネスです。
富裕層はすでにお金があるのですから、収入がなくなってもそんなに心配はないのでは、というのは一般庶民の考えです。

お金を持っている人には持っている人なりの心配というのは尽きないのです。
例えば年収1500万円のサラリーマン生活をしていた人が年金暮らしになったとしたらその半分も
ないのですから生活水準が一気に落ちてしまいます。
それを防ぐために資産運用などを考えるのは当然のことかも知れません。

資産運用と言っても富裕層が対象ですから運用する金額も富裕層価格です。
それだけ多額の資金を運用すれば生活水準を引き上げることが出来るだけの運用成果を上げることが出来るでしょう。

最近ではシニア富裕層向けに相談窓口を設置したりする銀行や証券会社が増えており、それらの人たちの市場がいかに大きいのかを物語っています。

ですが、これはあるファイナンシャルプランナーの先生に聞いたことがあるのですが、
資産が7000万円以上ある人でないと資産運用による生活水準の向上は望めないそうです。
やはり富裕層にしか通用しないことなんですね。

富裕層ビジネス:富裕層向けならではの商品やサービス

富裕層はお金を持っているので普通の一般庶民が買えないようなものでも買うことが出来ます。

高級品はもちろんのこと、富裕層ならではの商品やサービスも存在します。
そうした富裕層向けのビジネスが昨今活況を呈しています。

つい最近テレビ番組で見たのですが、大学進学予備校大手の「代々木ゼミナール」が超豪華な予備校生寮を建設したとして話題になりました。

地方から東京の大学に進学するために浪人するなら、浪人時代から東京で生活して受験勉強をしたほうが環境が良いということで設けられた寮なのですが、これが豪華絢爛です。

高級マンションや高級ホテルと見間違うほどの佇まいで、家賃も月額約30万円。
一般庶民には手が出ない金額ですから、要するに富裕層向けの寮ということです。
こんな寮に一体誰が入るのかと思ったら、すでに満室で順番待ちだそうです。

この手の話は他にもたくさん耳にします。
筆者の住む東京でも都心近くにある高級マンションはため息が出るような価格ですが、それが高い順に売れていっているのです。

1億円を超える金額のマンションのことを「億ション」なんて呼ぶこともありますが、億ションが飛ぶように売れているということは、富裕層が活発に不動産を購入していることに他なりません。

余談ですが、大阪府知事に就任した橋下徹氏も大阪市阿倍野区にある高級タワーマンションの最上階に住んでおり、やはりこの人の富裕層なんだなと実感したものです。

このような高級不動産をはじめ、富裕層向けのビジネスはたくさんあります。

お金持ちほどさらにお金を欲しがる傾向にあり、手持ちの資産を積極的に運用して資産をふやすことに余念がありません。
銀行や証券会社には富裕層専用の豪華な窓口が設けられています。
百貨店も富裕層をターゲットした小売業の筆頭格なので、外商と呼ばれる営業部隊が富裕層の自宅まで訪問するなどして積極的に高級な商品を売り込んでいます。
上得意である富裕層に対する百貨店の対応はあまりにも分かりやすいので、筆者もとある縁で体験したときには笑いそうになりました。

他にも富裕層向けのビジネスはたくさんあり、そのどれもが活況を呈していることを考えると現在の消費動向は富裕層に大きく左右されると言っても良いと思います。

富裕層と一般庶民を区別する端緒な例として知られているのがクレジットカードですが、これについても別の項で詳しくお話しします。

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