中国と並んで経済発展が著しいインドについてお話したいと思います。
中国やインドはBRICsと呼ばれる新興国のひとつとして認識されています。
BRICsとはブラジル、ロシア、インド、中国(チャイナ)の頭文字をくっつけた造語で、現在の世界経済で見る見る存在感を増してきています。
中国は世界の工場と呼ばれるようになるほど製造業が盛んで世界中の企業からものづくりの仕事を請け負って納品するということで経済発展を遂げました。
インドはそんな中国の方向性とはちょっと違っていて、人的資源を強化するという国家戦略でIT技術者を積極的に養成してIT産業をけん引役として経済発展を果たしました。
実際に手に取れる製造業と違って、情報技術という手に取れないもので世界に打って出るという戦略は世界からも注目を浴びました。
さて、そんなインドでもIT産業を中心に成功する人が続々と登場しています。
そんな人は富裕層を形成し、インド経済の主役に躍り出ています。
ここ数年でも富裕層が増加している伸び率を見るとインドは常に20%台を維持しており、毎年2割のペースでお金持ちが増えていることを示しています。
このデータを見ていると確かにインドや中国、シンガポールなどで急激に富裕層が増えているのはわかるのですが、依然として富裕層の人数で見るとアジアの半分近くは日本人が占めており、中国の10倍、インドの14倍にもなるということを考えると日本がいかにお金持ちなのかが改めて実感されます。
日本では地理的に中国が近いために中国の富裕層にばかり目がいってしまいますが、欧米はどちらかと言うとインドに目を向けている企業が多いようです。
特に欧州は昔からインドと深いかかわりがあるので、歴史的な経緯も関係しているようです。
すでにインドの富裕層が保有する資産総額は日本円で1兆円を超えると言われており、その1兆円をめぐって欧米の大手銀行や証券会社などが競うようにインド進出をしています。
目的は富裕層が持つお金の運用です。
こうした動きに日本ももちろん無縁ではありません。
急速に自動車の普及が進んでいるインドにおいて、トップシェアを誇る日本企業があることをご存知でしょうか。
それはスズキ自動車で、成長を続けるインドの自動車市場において約半分のシェアを維持しています。
これもインドの富裕層が日本メーカーの自動車を購入するようになったことを示しています。


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